2008年11月27日

請負契約と委任契約の違い〜印紙税は?

(1)そもそもどんなもの?

請負とは、

当事者の一方(請負人)が
ある仕事を完成することを約束し、
相手方(注文者)がその仕事の結果に対して
請負人に報酬を支払うことを約束する
契約です。


委任とは、

当事者の一方(委任者)が
法律行為をすることを相手方(受任者)に委託し、
相手方がこれを承諾することによって成立する
契約です。

委任の定義においては、
委任の対象となるのは「法律行為」とされていますが、
事務処理や管理業務等の法律行為以外の委託も
「準委任」と呼ばれ、委任の法律が準用されます。


(2)両者の特徴は

請負は
定義のとおり、有償契約であり
仕事の成果である目的物が存在します。
報酬の支払い時期は、
特約がない限り目的物の引渡と同時に行われます
(後払いが原則)。

一方、
委任は、
無償を原則としており、
報酬を支払う特約がない限り、
受任者は報酬を請求できない
こととされています。

(3)似ている点は

両者とも、
一方の当事者がもう一方の当事者に
何かを依頼する契約です。
また、請負も委任も、
当事者の合意があれば契約書を作成しなくても
成立する諾成契約です。


(4)印紙税法では大違い


契約書を作成する場合、
印紙税の関係では請負と委任で大きな違いが生じます。


請負契約書は

第2号文書として印紙税の課税対象となりますが、

委任契約書は

印紙税の課税文書には該当しません。

契約書を作成する場合、
その契約が請負契約なのか委任契約なのかによって、
収入印紙の貼付の要否が異なります。

例えば、

税理士とお客様が顧問契約書を作成する場合、
税務相談や事務処理を行うことは委任契約
となりますので、これを内容とする契約書は
印紙税の課税対象にはなりませんが、
決算書や申告書の作成に対して報酬を支払う契約は、
一般的には請負契約とみなされるため、
この内容が記載された契約書は
印紙税の課税対象とされます。
この点では、両者を厳密に区分する必要が
あります。

〒104-0061  東京都中央区銀座3-9-18 東銀座ビル304
税理士西塚事務所   TEL03-6226-5140

2008年11月26日(水)


posted by 税理士西塚智裕 at 12:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 法人税・会社経理
この記事へのコメント
当方の会社が特許出願を委任する特許事務所との間で所定の報酬額表に基づいて委任契約書を交わす場合に契約書に収入印紙の貼付が必要かどうか
判断に迷っております。
この場合、契約自体は委任契約になると思いますが、報酬を支払う特約に該当するとしうことで印紙税の対象になると考えてよろしいでしょうか?
Posted by 坂本 登志彦 at 2014年02月18日 15:37
請負契約と委任契約の違い〜印紙税は?: 税理士/税務・法務・労務・経営コラム
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Posted by lygtqnqxwp at 2015年04月28日 18:22
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