2009年01月07日

学生の就職と内定取消

就活が終わりホッとしたのもつかの間

昨今の急激な景気後退を受け、
企業に採用を予定されていた学生が
内定取り消しになるというニュースが増えています。

採用内定とは
どのような法的位置づけとなるのでしょうか。
採用内定者と言われる者には
「採用予定者」と
「採用決定者」があります。

「採用予定者」とは
まだ労働契約が成立されておらず、
企業の従業員としての地位を取得していない者
をいい「採用の予定である」という事のみを
本人に通知している場合を言います。
この通知のみにとどまる場合は、
確定的合意とは言えず、
正式採用決定手続きが残されているので
入社させる義務を負うとは言えません。

労働基準法上の労働者としてみてみても
1.事業場に使用される者で
2.賃金を支払われる者をさすので、
いずれの要件も満たしていません。

ですから採用内定者は労基法の適用はなく、
解雇にもなりません。
(民法上の責任が残される場合もありますが)


採用予定していた企業側も苦渋の取消

一方で
「採用決定者」とは、
「卒業したら入社をする」という誓約書等、
必要書類の提出や入社日の通知、
入社前教育の開始等は
企業の採用確定の意思表示がなされたとみなされ、
その場合は労働契約の解約となり
正当な理由
(卒業できる事、健康上の問題がない事、
犯罪行為等がない事)
がないと解雇に該当する場合があります。

企業もやむにやまれぬ
経営上の理由で取消しするのですから
いたしかたないでしょう。

若者が希望を持って入社できる状況が
早く来ると良いですね。

〒104-0061  東京都中央区銀座3-9-18 東銀座ビル304
税理士西塚事務所   TEL03-6226-5140

2009年1月7日(水)


posted by 税理士西塚智裕 at 12:30| Comment(0) | TrackBack(2) | 労務・労働
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/25252575

この記事へのトラックバック

税理士
Excerpt: 税理士は、税理士法に定める国家資格であり、税理士となる資格を有する者のうち、日本税理士会連合会に備える税理士名簿に、財務省令で定めるところにより、氏名、生年月日、事務所の名称及び所在地その他の事項の登..
Weblog: 資格の達人 仕事の達人
Tracked: 2009-01-08 19:22

230倍率のテレビ局内定を手にした就職浪人生の秘密
Excerpt:  不動産担保ローン※注意このサイトは、基本的に期間限定で運営されているものであり、さらにテレビ業界における”極秘情報”が書かれているためいつ削除されるかわかりません。なので、まずはお気..
Weblog: これいかが
Tracked: 2009-01-11 09:42
当事務所へのお問合せは、
税理士西塚事務所
TEL : 03-6226-5140
ウェブサイトURL:http://www16.ocn.ne.jp/~nisizuka/
メールアドレス:nishizuka@nishizukajimusho.com