2009年07月24日

配当金の受取方法〜上場株式等

平成21年からの
株券電子化に伴い、
上場株式等(ETF,REITを含む)の
配当金の受取方法の選択肢が
広がりました。

従来は、
発行会社から郵送された
「配当金領収証」と引き換えに、
ゆうちょ銀行等で
配当金を受取るか
(配当金領収書方式)、

銘柄ごとに
銀行等預金口座を指定して
配当金を受取るか
(個別銘柄指定方式)

のいずれしか
ありませんでしたが、

新たに
「登録配当金受領口座方式」と
「株式数比例配分方式」の
2つの方法が選択
できるようになりました。


(1)登録配当金受領口座方式とは

この方式は、
ほふり(証券保管振替機構の略)に
配当金の振込み先の
銀行等預金口座を登録、
そして、
自分が保有している
全ての株式の配当金を
その登録した口座で
受取る方法です。

但し、
ゆうちょ銀行の口座は
指定できまません。
また、
一部の銘柄だけ、
別の銀行等預金口座に
指定することはできません。

具体的には、
N証券会社に
甲会社の株式を1,000株、
M証券会社に
乙会社の株式2,000株
を預け、
甲銘柄に1万円、
乙銘柄に2万円
の配当があった場合、
指定の銀行等預金口座に
3万円(源泉税徴収後の金額)
が振り込まれます。

この方式のメリットとしては、
配当金受領の
一元管理が可能となります。


(2)株式数比例配分方式とは

この方式は、
配当金を
証券会社の口座で
受取ることができる方法です。

複数の証券会社に
残高がある場合は、
各証券会社の残高(株式数)
に応じて、
それぞれの証券口座に
配当金が入金されます。

具体的には、
甲会社の株式を
N証券会社に3,000株、
M証券会社に2,000株
を預け、
源泉税徴収後の配当金が
合計5万円の場合、
N証券会社の口座に3万円、
M証券会社の口座に2万円
が振り込まれます。

この方式のメリットとしては、

@
株式と配当を一元管理することができ、
さらに、
A
証券口座が源泉徴収ありの
特定口座なら、
平成22年以降の取引は
口座内で
配当金と株式の譲渡損が
自動的に損益通算される利点
があります。

いずれの方式でも、
複数の証券会社と
取引している場合は、
どこか一社で手続きをすませれば、
他の口座で保有している分の配当金も
自動的に新しい方式で
受取ることができます。

※ 参考

1.譲渡損と配当の損益通算

平成21年分以後の所得税から、
その年分の
上場株式等の譲渡損失の金額
又は
その年の前年以前3年内の
各年に生じた
上場株式等の譲渡損失の金額

上場株式等の配当所得の金額
との損益通算が認められます。

2.特定口座(源泉徴収あり)内の損益通算

平成22年分の所得税からは、
源泉徴収ありの特定口座
において
上場株式等の配当

上場株式等の譲渡損失
との損益通算が可能となり、
また、
配当に対する源泉徴収税額
を計算する場合においては、
上場株式等の譲渡損失との
損益通算後の金額に対して
源泉徴収税率(特別徴収税率)
を乗じて
徴収すべき所得税額を
計算します。


〒104-0061  東京都中央区銀座3-9-18 東銀座ビル304
税理士西塚事務所   TEL03-6226-5140

2009年7月24日(金)
posted by 税理士西塚智裕 at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 所得税
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/30911886

この記事へのトラックバック
当事務所へのお問合せは、
税理士西塚事務所
TEL : 03-6226-5140
ウェブサイトURL:http://www16.ocn.ne.jp/~nisizuka/
メールアドレス:nishizuka@nishizukajimusho.com