2009年09月03日

保険料と保険手数料の消費税

消費税の構造

消費税は、
事業者が売上等で預かった消費税
から、
仕入や経費等で支払った消費税
を引いて
残りを国に納付することとなって
います。
要するに、消費税は
消費者から預かった分が
最終的には国に納付される
と言う仕組みです。


保険料

保険料は
万が一の時に「保険金」を支払うという
役務の提供を受ける為の金銭の支払ですから、
基本的に課税取引となります。
しかし保険料は、
特別に非課税とすると規定されている為、
非課税取引とされます。

保険手数料

保険手数料は
『「保険料」を支払うという契約を結ぶ』
営業活動に対する手数料です。
所謂、保険代理店の売上ですので
課税取引とされております。


保険手数料は保険料の一部では?

しかし通常は
保険料と保険手数料は区分されてなく、
一括して保険料として
支払われております。
このような場合は、
その全てが非課税と規定されておりますので、
すべて非課税とされます。


保険代理店収入は課税

保険会社から保険手数料として支払われる
保険代理店の収入は、
課税取引として消費税が
かかってきております。


消費税は構造的に二重取りを生む

ということは、
保険会社は通常
保険手数料も合わせて、
保険料として徴収しておりますから、
保険手数料にかかる消費税も
保険料として徴収していることになります。
課税事業者が
保険料に含めて払った消費税は
払った課税事業者からは引けず、
保険代理店の手数料収入には
消費税が課税されていますから、
国としては二重取りとなっています。
非課税取引がある場合は、
往々にしてこの二重取りが発生しています。


〒104-0061  東京都中央区銀座3-9-18 東銀座ビル304
税理士西塚事務所   TEL03-6226-5140

2009年9月3日(木)


posted by 税理士西塚智裕 at 10:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 消費税
この記事へのコメント
代理店手数料に対する消費税は、二重取りということですが、それに対する対策はないのでしょうか?
Posted by 武田 正雄 at 2014年04月10日 15:40
保険代理店において、保険料に上乗せをして消費者に保険料を請求した場合、その上乗せ分も非課税になるのでしょうか?その説明からすると、実質は代理店収入ということになり課税対象となるのでしょうか?
Posted by 山田 at 2015年05月29日 00:04
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