2009年10月13日

1時間未満の残業時間の処理など

1時間未満の残業時間がある場合、
企業によって、
すべて切り捨て処理したり、
30分単位で端数は切り捨て、
など様々な対応を
されているのでは
ないでしょうか?

労働基準法24条に、
「賃金は、通貨で、直接労働者に、
その全額を支払わなければならない」
と規定されています。
したがって、
1分でも切り捨ててはならない、
ということになってしまいますが、
それでは事務が
煩雑になるだけです。

実は、
端数処理の方法については、通達で
細かく定められています。


■1時間未満の残業時間

1か月における時間外労働、
休日労働および深夜業の
それぞれの実際の時間数の合計に
1時間未満の端数がある場合、
30分未満の端数を切り捨て、
それ以上を1時間に切り上げて
計算することができます。

したがって、
1日毎に、
30分未満の端数を切り捨て、
それ以上を1時間に切り上げて、
その時間数を合計する処理は
違法となりますので、
注意が必要になります。


■賃金の端数処理

(1)
1時間当たりの賃金額の端数処理

1時間当たりの
賃金額および割り増し賃金額に
1円未満の端数が生じた場合、
50銭未満の端数を切り捨て、
それ以上を1円に切り上げる
ことができます。

また、
1か月における時間外労働、
休日労働、深夜業の
それぞれの割り増し賃金の総額に
1円未満の端数が生じた場合も
同様です。


(2)
1か月の支払額の端数処理

1か月の賃金支払額
(賃金の一部を控除して支払う場合は
控除した金額)に
100円未満の端数が生じた場合は、
50円未満の端数を切り捨て、
それ以上を100円に切り上げて
支払うことができます。

(3)
千円未満の端数の繰越処理

1か月の賃金支払額に生じた
千円未満の端数を
翌月の賃金支払日に
繰り越して支払うことが
できます。


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税理士西塚事務所   TEL03-6226-5140

2009年10月13日(火)
posted by 税理士西塚智裕 at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 労務・労働
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