2009年11月19日

預金連動型住宅ローン

■預金連動型住宅ローン

銀行ローン残高のうち
同銀行にある普通預金口座の残高と
同額までの部分の利息を
普通預金利息と同率とし、
それを超える部分の利息は
同銀行における
一般の住宅ローン利率とするものを
預金連動型住宅ローン
といいます。

銀行によっては、
連動普通預金は
ローン申込者本人名義口座のみならず、
同居家族名義口座でも可
としており、
また、
ローン利率を
普通預金利率まで下げる方式と、
普通預金とローンの各利率をゼロとして
両利息を実質相殺する方式
とがあります。


■ゼロ又は1%未満利率ローンの扱い

ここで気になるのは、
1%未満利率ローンの
住宅借入金等特別控除の
適用対象外の規定です。
しかし、この除外規定は、
給与所得者が
その勤務する会社から貸付けを受ける場合
を対象にしており、
一般の住宅ローンについては
たとえゼロ利率であっても
除外の対象になりません。


■利率差は銀行からの贈与?

一般的な住宅ローンの利率
によって計算した利息と
連動型ローン利息との差額としての
経済的利益が課税対象になるかどうかも
気になるところです。
しかし、これも、
住宅ローン契約が、
民法上の金銭消費貸借契約であり、
その約定利息は当事者間の契約によって
(いわゆる利息制限法や貸金業規制法に
抵触しない範囲で)自由に設定することが
可能とされているかぎり、
個々の契約内容の違いの程度に
過ぎないものなので、
課税対象となる経済的利益とすることは
困難です。


■連動預金家族からの贈与は?

同居家族名義口座を
連動対象口座にした場合、
ローン利息の優遇を受けることが
できることから、
家族間の贈与があったものとして
課税関係が生じるようにも
考えられます。
でも、贈与税が課税されるのは、
贈与により財産を取得した場合ですから、
課税できる条件には
なっていません。

ただし、
住宅ローンの支払利息と
家族名義連動対象口座の受取利子が
相殺される場合には、
「債務の代位弁済」と
見る余地がありますので、
みなし贈与には当たります。
本人の預金以外の利子との
相殺契約については
注意すべきでしょう。

※参考
預金連動型住宅ローンにおける契約者
及び当行の課税関係について



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2009年11月19日(木)
posted by 税理士西塚智裕 at 11:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 所得税
この記事へのコメント
家族名義連動対象口座の受取利子が
Posted by chanel replica at 2015年03月12日 14:54
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