2010年01月25日

売掛債権の消滅時効は2年

■売掛債権の消滅時効は2年

売掛債権について、
請求書を出したのに、
相手方から支払ってもらえずに
時間ばかりが経過すると、気になるのは
消滅時効です。

因みに、生産者・卸売又は小売商人の
売掛債権の消滅時効は2年です。


■債務を承認すればそれでよいが

さて、こちらの請求に対し、
相手方がしばらく待って欲しいと
言ってきた場合には、
書面で少なくとも
自ら負っている債務の内容、
金額を確認する一筆を取り付けることが
時効を中断させるための証拠として
必要です。
但し、
これで今後消滅時効がなくなるわけでなく、
中断時から新たに2年の
消滅時効が進行します。


■請求書さえ出せば足りるか?

これに対し、
相手方があくまで無視した場合には
どうでしょうか。
ただ手をこまねいて
時間の経過を待っていてはまずいことは
お分かりのことと思います。

とりあえず、請求書を出せば、
権利行使をしているので、
消滅時効は中断するのではないか。
そう考える方もおられることでしょう。

しかし、それでは
消滅時効は止まりません。


■内容証明郵便ならば十分なのか? 

請求書だけで不足ならば、
内容証明郵便を出せばよいのではないか
とお思いの方もおられるでしょう。
しかし、残念ながらこれも誤りです。

消滅時効を中断させるのに
最も確実な請求とは、
裁判を提起し、勝訴判決を得ることに
他なりません。

なお、6ヶ月のブランクをおかずに、
請求をかけ続ければ、
裁判を起こさなくとも、
時効は進行しないのではないかと
お思いの方がおられるかもしれまんが、
それは、法律の知識がおありの方、
あるいは、長年経理を担当されている方に
陥りがちな誤解です。

正確には、
消滅時効の期間内に督促をかけ、
そこから6ヶ月以内に裁判を起こせば、
仮に裁判を起こした時点で
消滅時間を過ぎていても、
時効が中断しますが、
逆にその期間内に裁判を起こさなければ、
やはり時効は中断されません。


〒104-0061  東京都中央区銀座3-9-18 東銀座ビル304
税理士西塚事務所   TEL03-6226-5140

2010年1月25日(月)
posted by 税理士西塚智裕 at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業法務
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