2010年06月03日

賞与の源泉徴収〜給与計算

■給与と賞与で全く異なる源泉徴収

給与や賞与を支給する時には、
所得税の源泉徴収をしますが、
賞与からの源泉徴収は
毎月の給与からの源泉徴収とは
計算方法が違います。

毎月の給与からの源泉徴収は、
その給与の金額に比例して増減しますが、
賞与からの源泉徴収は、
基本的には
賞与自体の金額には関係なく
計算される仕組みになっています。


■賞与からの源泉徴収

賞与からの源泉徴収は、
社会保険料控除後の賞与の金額に
一定の率を乗じて計算されます。
この一定の率は、
賞与支給月の前月中の「給与」の金額と
扶養親族の数に応じて決められています。


■特殊なケース

前述のとおり、
賞与からの源泉徴収は、
賞与の金額に無関係に、
前月の給与の金額によって
税率が決定されることになるため、
年末調整の際に
不都合が生じる場合があります。

極めて特殊なケースですが、
賞与の形で支給される金額が
とても大きい給与制度になっている場合などで、
例えば前月の給与は5万円程度でも、
賞与は300万円の人がいたとします。

月給が5万円の場合は
賞与に乗じる率はゼロ(0)なので、
300万円の賞与に対して
源泉徴収税額が 0 ということが
起こり得ます。
このようなケースでは、
年末調整の際に
高額な源泉所得税額を追加で
徴収しなければならなくなります。

そこで、
このような不都合を避けるために、
特例が定められています。


■特例の計算

前月中の給与がない場合や
賞与の金額が
前月中の給与の金額の
10倍相当額を超える場合等には、
前述の方法によらず
その賞与の金額を6分の1
(賞与計算の基礎期間が
6カ月を超える場合は12分の1)
にしたうえで、
毎月の給与の源泉徴収と同様に計算した
源泉徴収を行います。

この特例計算によって、
前述のような特殊なケースでも、
源泉徴収税額が過少となる不都合を
避けることができます。


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税理士西塚事務所   TEL03-6226-5140

2010年6月3日(木)
posted by 税理士西塚智裕 at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 法人税・会社経理
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