2010年06月07日

何気ない表現にも法の網?

フレーズの拝借にも問題が・・・?

宣伝やスローガンのキャッチコピー等で、
既存のフレーズを拝借、
あるいは、改変することが
問題となることがあります。
これは、主に
著作権侵害の有無という形で現れ、
神経を尖らせる(べき)ところです。

表現の方法や内容が無数ある一方、
参考になる裁判例も少なく、
明確な指針を示すことには
困難を極めますが、
ここでは、考え方の傾向をお示しします。

(1)
短くとも、創作性があれば、
著作権法による保護の対象となりうる
著作権法が保護する著作物は、
法文上「思想又は感情を創作的に表現したもの
であって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に
属するもの」
と定義されていますが、
学術性や芸術性に乏しくとも、
創作性があれば、著作物性が認められ、
それは、短い表現でも同様です。

(2)
但し、短ければ、保護の可能性は狭まる
もっとも、短ければその分、
表現の幅に限界があり、
少しでも変わると
同一性を失いがちであることから、
著作権法による保護の可能性が狭まります。
「ママの胸よりチャイルドシート」
という交通標語を作成して、
テレビCMで放送したことに対し、
「ボク安心 ママの膝より チャイルドシート」
の標語の作者が、
自らの著作権を侵害されたとして
損害賠償請求をしました。
裁判所は、
訴えた作者の標語に著作物性があるとしながら、
両標語を比較し、
「ボク安心」の有無、「膝」と「胸」の違い、
五七五か七五調の違いを挙げ、
共通する「ママの」、「より」、
「チャイルドシート」に著作物性がないとして、
結論としては著作権侵害がないとして、
訴えを却けました。

(3)
著作権法以外の法律に抵触する場合もありうる

以上著作権を中心にお話ししましたが、
それ以外の法律にも留意が必要です。

裁判所は、
Webニュース記事の見出しには、
創作的表現はないとして
著作物性がないとしながら、
これを無断で利用した者に
民法上の不法行為責任(損害賠償)を課する判断
をしました。

また、
陸上自衛隊の「守りたい人がいる」
のコピーのように、
商標登録されている例もありますので、
商標権との関係で要注意です。


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2010年6月7日(月)
posted by 税理士西塚智裕 at 11:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 企業法務
この記事へのコメント
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