2010年07月14日

譲渡損益調整資産の譲渡等〜グループ法人税制

平成22年10月1日以降、
完全支配関係のある法人間で
譲渡損益調整資産を移転した場合、
その移転により生じた損益は、
課税を繰り延べることと
なりました。

読んで字の如くなのですが、
意味の解らない言葉が多いので
解説します。


■移転って何?

移転とは、
売買(譲渡)のほか
交換や贈与現物出資などが含まれます。


■譲渡損益調整資産って何?

譲渡損益調整資産とは、
固定資産・土地等・有価証券・金銭債権・繰延資産
です。

棚卸資産のほか
売買目的有価証券と
移転直前の帳簿価格が1,000万円未満の資産は
除外されます。
(但し不動産屋さんの土地は除外されません)


■課税の繰延って何?

課税の繰延とは、
移転のあったときは
課税しませんということです。
課税しませんということは、
利益が出たときの話ですが、
損が出たときも認めません
ということです。


■ではいつ課税するの?

その資産が他へ譲渡される他、
減価償却されたり、
除却されたり等
一定の条件に該当したときに、
課税します。
課税しますとは損も認めます
と言うことです。


■事例

@
A社が5億円で買った土地が
値下がりしてしまったので
グループ内の法人B社に
2億円で買ってもらった。
この場合の損3億円は
損として認められません。

A
そのうちB社も資金が必要になり、
土地も若干上がったので、
C社(グループ外)に
3億円で買ってもらいました。

B
この時点で
B社に1億円の利益が出る代わりに、
A社の3億円の損が認められます。


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税理士西塚事務所   TEL03-6226-5140

2010年7月14日(水)
posted by 税理士西塚智裕 at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 法人税・会社経理
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